ニュージーランド(02)

行った所:クライストチャーチ,ウェリントン,タウポ,ワイラケイ地熱地帯,オークランド,ワイトモ洞窟

 ウェリントンでの学会の後,飛行機の出るオークランドへ移動.交通手段はInter City 社の長距離バス.
 バスはウェリントン駅の9番ホーム(駅の端っこで,道路に面している)から出る.途中,タウポ,ワイラケイ地熱地帯を経由し,オークランドまでは11時間の長旅.朝9時発のバスに乗ったが,途中からはすっかり夜に.車窓から見た銀河と南十字星は美しかった.
 車内は暖房の効きが悪く,特に窓際の席は昔の特急「雷鳥」みたいに寒かった(寝てたら風邪ひきそうだった).
 出国まで1日あったので,オークランドからバスツアーでワイトモ洞窟へ.ツアーといっても,どっかへ行く路線バスに乗ってワイトモで途中下車し,帰りのバスが着くまでの間に見学するというもの.

クライストチャーチ
 トランジットの時間を利用して街の見物.街の中心,カセドラル・スクエア(写真)には街のシンボルである大聖堂がある.お金を払えば,とんがったところに上れる.ただし,せまい螺旋階段を上っていくので目が回りそうだった.
 広場では市民がでかいチェスを楽しんでいた(写真の下の方に写ってますが,分かります?).
 ここにはSouthern Encounter Aquarium & Kiwi Houseがある.Kiwi House と言いながら,キ−ウィ(鳥です)の姿が見えない.「どこにおんねん?」と思ってたところへ職員の人が「キーウィ見たいか?」と聞いてきた.見たいに決まっとるがな.で,職員についていくと,鍵のかかった暗い部屋へ案内された.その部屋の中で2羽のキーウィが飼育されていた.キーウィは夜行性なので,部屋を暗くしておかないと昼間に動いているところを見ることができないからだ.キーウィは想像よりも大きかった.嘴でせっせと土を掘って,中の虫を食べておりました.

   
ウェリントン
 ケーブルカーで丘に登り,ウェリントンの街を眺めながらアフタヌーンティー.優雅な午後だ.
 
タウポ湖
 ウエリントンから国道(高速道路?)1号線を北上して6時間半(昼食時間含む)でタウポ湖畔に到着.
 タウポ湖の向こうにトンガリロ国立公園の中心である火山 Mt. Ruapehu (2797 m;北島の最高峰) が見える.頂上付近には雪が積もってた.
 
ワイラケイ地熱地帯
 タウポを出てすぐ,国道1号線と5号線の分岐点あたりに地熱地帯が広がっている.道路のすぐ脇の至る所からモクモクと白い蒸気が上がっている.その地熱を利用した発電所(ワイラケイ地熱発電所:写真)がある.

オークランド
 高級ホテル Sky City Hotel に宿泊.このホテルは,カジノやレストラン等が入ったビルSky Cityに入っている.長距離バスのターミナルに併設されていて便利.隣にはオークランドのシンボル的存在のSky Towerが建っている.

ワイトモ洞窟
 オークランドからバスで約3時間.長距離バス会社Newmansのツアー(洞窟入場券込み)で行くのが便利.「ツアー」といっても,一般客と一緒にワイトモ経由ロトルア行きの長距離路線バスに乗って行き,洞窟内は専門のガイドさんが説明してくれるだけだが.ガイドの人は分かりやすい英語で話してくれる.
 洞窟の中では,まず鍾乳洞を見て,それからボートに乗ってツチボタルを見学する.ツチボタルというのはGlowwormというハエの幼虫のこと.洞窟の天井に生息し,青白い光を出している.頭上の青白い光は天の川のようで,なかなかきれい.
 ワイトモでのバスの停車時間は11:30〜12:30なので,約45分間の見学後はすぐにバスに乗る.「昼飯抜きかいなぁ〜」と思っていたら,洞窟を出て10分後にBig Appleというカフェに停車してホッとひと安心.