第55回 防災アカデミー
伝え手から見た阪神淡路大震災15年
−社会はどう変わったか−
講演者
中川和之(時事通信社)
紹介
 今回の防災アカデミーでは、時事通信社の中川和之さんに「伝え手から見た阪神淡路大震災15年−社会はどう変わったか−」というタイトルでお話しいただきます。
 中川さんは現在、時事通信社で編集委員および「防災リスクマネジメントWeb」編集長をお務めになられています。阪神・淡路大震災以前から地震や災害に関心をもたれ、震災直後には厚生省担当記者として現場をご覧になってきました。また、地震学会において普及教育活動として、小学生サマーセミナーを企画されたり、災害情報学会の立ち上げやその後の活動も支えて来られたりしました。防災リスクマネジメントWebには、最新の防災関係の情報が常に掲載され、災害・防災情報の普及に大きく貢献されています。(http://bousai.jiji.com/info/
 また、名古屋における防災の取り組みに対しても応援してくださり、“防災でも元気印「恐るべし名古屋!」─その仕掛け人たち”という本も作ってくださっています。 (http://jijipress-shop.com/SHOP/021.html
「マスコミ」とか「記者」ではなく、「伝え手」と表現される中川さん。そこにどのような思いが込められているのか、そのあたりのお話も伺えると思います。

参加者の感想
次回予告 第56回防災アカデミー 伝え手から見た阪神淡路大震災15年 −神戸はどう変わったか−(磯辺康子)

 次回の防災アカデミーでは、神戸新聞社の磯辺康子さんに「伝え手から見た阪神・淡路大震災15年−神戸はどう変わったか−」というタイトルでお話しいただきます。
 この1月17日で、阪神淡路大震災から15年になります。磯辺さんは、この震災以降、地元神戸の復興の過程を見守り、街の変化や人々の気持ちにじっくりと相対した報道をされてきました。また、その後も国内外で多数の災害の報道も続けられ、地域の災害と復興の状況を伝えてこられました。関連する著書やご講演も多数あり、日本災害復興学会の理事も務められています。
 そのようなご経験に基づき、地元メディアのきめ細かな視点から、神戸の15年の歩みとこれから、そしてより広く災害と復興に関するお話が伺えるものと思います。



写真撮影:石黒聡士・稲吉直子