名古屋大学防災アカデミー

第39回 「まちが崩壊する前に」

講師: 柴田 いづみ (建築家/滋賀県立大学教授)
場所: 環境総合館1階 レクチャーホール
日時: 2008年5月29日(木)18:00-19:30



今回の出席者は94名でした。

柴田いづみ教授。

柴田先生が関係している様々な取り組みが紹介されました。
写真撮影:石黒聡士・前田洋介・畠山和也

セミナーに参加しての感想

 安城で住宅の耐震化を如何に進めたら良いか。悩み多き建築技術者です。 防災アカデミーに出かける友人達をいつもうらやましく思っていました。今 回、柴田先生が見えると聞き、昼から休んで、初参加です。
 彦根での伝統構法の耐震補強の映像は大変楽しく見させていただきました。 ”やといのひきどっこ”よくわからないので、一度彦根にも行きたいと思い ます。鈴木有先生という木構造の大家が身近で指導しながら、まちを愛する 多くの市民の手で住宅の耐震化のシンボルが完成できた事は本当に素敵な事 です。その過程で多くの人々が絡み合いながらまちが成熟していく。行動力 にとみ、ネットワークがあり気の利いた仕掛け人の力が大きく働いています。 柴田先生の女性ならではの気配りが、色々な分野の方々をまとめながら達成 できた事業と感じました。素人である市民が如何に参加したくなるかが成功 の秘訣のようですね。
 住宅の耐震化を勧めるのに”安全安心に、そして日々の暮らしが豊かになる ように”これから私も使いたいキャッチコピーです。でも、建物や道路・避難 所といったハード面だけでなく、日常生活の福祉や環境に関したソフト面が充 実していないとなかなかピンとこないです。わが町内は問題山積みです。もっ とも問題意識がないのが1番の問題です。いのポタのCD説法士を入手して、 自分なりのものを考えて見たいと思います。楽しく防災を心がけたいです。
岡田公夫(安城・暮らしと耐震協議会)

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