名古屋大学防災アカデミー
第18回 「地震惚け日本人 -長期評価の十年-」
講師： 島崎 邦彦（東京大学地震研究所・教授）
場所： 環境総合館１階 レクチャーホール
日時： 2006年4月17日（月）17:30-19:00
セミナーに参加しての感想
今回のセミナーは地震惚け日本人という演題であったが、現在の大多
数の日本人はまぎれもなく、そのとおりだと共感した。
阪神大震災から10年が経過し、その後も続けて大きな地震が日本では
発生している。しかし実際に被災されたり、大きな揺れを体感した人を
のぞけば、ほとんどの人は本当に何が地震対策で重要かが見えて無いと
いうことが、島崎教授の一番の主張であったと感じた。我々はマスコミ
や企業広告に踊らされて、本当に重要なものを見失っているのかもしれ
ない。
「自らの安全は、自らが守る」これが何よりも地震防災の基本である。
自宅を安全な空間にすることは、自分にしかできないことである。そし
て大地震でも倒壊しない家にする決断は自ら下すしかない。自分の手で
自分・家族・財産を守る備えをして、地震による被害を最小限にする努
力をもっと考えなくてはならないと痛感した。
岩田秀治（名古屋市中村区在住，会社員）
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